ふかふかな彼女の胸の中。
ぼくはこの甘い匂いと、なんとも言えない感触がすきだ。

「んーッ!マサムネ!今日もナオはちゅかれまちたー!」

ぼくのご主人様、ナオ。
ナオは、ぼくにはこんな風にでちゅまちゅ口調で話し掛けるけど、
結構真面目な社会人なんだろうなあと思っている。
ぼくを膝に乗っけながらも眼鏡掛けてパソコンしてることもあるし、
外食なんか滅多にしなくて、ぼくのためにご飯も作ってくれるし、
友達が困っていれば、ぼくに断って、真夜中でもそこへ行く。
いわゆる『きゃりあうーまん』で『じりつしたおとな』なんだろうな。
ナオは本当に心がキレイなんだと思う。

とにかく、ぼくはナオがだいすきだ。
できることなら、ずーっとナオを独り占めしたい。