「あたっ」



ピシャリと頭を叩かれて、肩をすくめると

呆れたようにリカコが、あたしを眺めてた。



「あんたは、夢見がちすぎなの!」

「………」



ズバっと真実を言われて、返す言葉がない。



「だいたい、ゲームの中の世界の出来事が、現実にあるわけないでしょう?」



………ごもっとも。