「有村未来さんいる?」


昼休みで
ウルサイ教室に

静まりができた



だけどすぐに
男からの呼び出しだと

教室がざわついた


「私に何か用?」
私は 何で呼び出されたのか全く分からず
委員会でも サボっただろうかと
心当たる事を
次々と連想していった


そして長い沈黙が起きた

その沈黙を破ったのは
彼だった


「あなたの事が好きです」