あなたはその赤い箱から銀紙に包まれた
私の好きな甘いミルクチョコレートを出して、パキッという音で半分に割る


そして少し多い方を私に渡してくれた


私はそれを一口、食べた


「美味しい?」

こくんと笑顔でうなずいた

「そっか、よかった」

そう言ってあなたはまた笑う