「仕事しながらやれるじゃない。」




一人に目隠しを渡し、顔のパーツを誘導しながら配置させた。




「もっと右だって、右!!」




「違う、も少し上。」




仲間が一致団結して一つの顔を完成させた。



出来上がった顔に皆大爆笑。




離れすぎた目に、まがった鼻、口も頼りなげにたたずんでいる。




「もー、最高傑作だな。」



「今までの作品の中で一番愛着あるよ。」




皆笑いながらも、その顔をいとおしく見つめていた。