「ええ。ロングアイランドアイスティー。
名前までしゃれてるのね、ホテルのアイスティーは」


「ほかに普通のアイスティーはなかった?」


「ええ、なかったわ」


「そう、じゃあ、次はまたウーロン茶がいいな」


俺は、さっさと飲んでしまおうとグラスの中身を一気に飲み干した。


すると、なぜか隣で陶子さんが慌てた様子を見せた。


ん?どうしたの?


そう聞こうと口を開いた、はずだった。


でも、急に眠くなって……



俺は、意識を失った。