『今朝、空き地にある倉庫から少女の変死体が見つかりました。・・・』


ブラウン菅の中の男の人がニュースを読む。


「やーねー、あなたと同い年じゃない」


お母さんが私を見ながら言う。


「本当に物騒。しかも、私ん家の近くだし」


「そーよ。気をつけてね」


「うん。大丈夫、行ってきます。」


大丈夫だよ。


だって、私が殺したんだもん。


「あっ!うん、行ってらっしゃい」