私を心配して歩みよって来た彼の心臓をめがけて、隠し持っていたナイフを振り上げた。 一瞬、彼が低く叫んだ。 きづいた時には、もう彼は息絶えていた。 私は、彼の体を目の前にし恐怖に怯えた。 体が震えて止まらない。 ワタシガコロシタ。 そう、思った。