「!!!やだっ…タッちゃんやめて!!!」


達也は由美の首筋を唇でなぞり、どんどん下へ下がっていく。


「…い…や…」

由美の瞳から涙がこぼれる。


「泣くことないッて…」

タッちゃんはそう言ッてあたしの涙を拭うと、

「痛くしないから…」

と囁いた。


違うんだよ…タッちゃん。
怖いんじゃない。

タッちゃんに触られるのが、たまらなく切ないんだよ…。


今まで、ずっとあたしを想っていたんでしょう?

だからそんなに、
悲しそうに、
優しく触れるんでしょう?


気付かなかった自分に、
すごくいらいらする…


だから、抵抗できない。

もしこの身体でタッちゃんを満たせるなら…


あたしは…



「!!!ふっ…うぅ…」


由美は自分の口に手をあて、声がでないようにする。

達也の唇は、由美の胸元から下へ下がるのを止めた。

「…?タッちゃん…?」


「…ばか由美。俺が馬鹿みたいじゃねぇかよ…」


そう言うと達也は、由美の体から静かに唇を離した。