え!!!



「す…好き?」


翔太が…あたしを?


キュウウッ…

胸が甘く締め付けられる。

タッちゃん、ごめんなさい。
あたし、嬉しい…


だって、ずっと好きだったんだもん。


誰にでも好かれる人懐っこいとことか、

たまに見せる真剣な表情とか、

頼もしく思える大きな背中とか…


全部大好きなんだもん…




「達也フッたばかりの由美にこんなこと言うのはちょっと嫌だけど、俺だって達也に負けないぐらい由美が好きなんだ…」




ぎゅっ。


後ろから抱き締められる。


「翔太…あのね…」



『アタシモ、スキ』