「悠斗、食べよ。」
リビングにあるテーブルに並べ終えて食べようとした。
「いただきま〜す。」
「た〜んと召し上がれ。」
悠斗は、一口食べると。
「うまい。」
そう一言いうと、パクパクと食べ始めた。
嬉しい。
初めてだったから、不安だった。
だって、誰かのために手料理なんて。
恥ずかしすぎるよ。
「ごちそうさま。」
悠斗は、あっと言う間に食べ終わった。
オムライスも作っておいてよかった。
私は、悠斗が食べ終えた食器を片づけ時間を確認した。
そろそろ帰ろうかな?
私は明日休みだけど、悠斗は違うから。
「悠斗、私....」
帰るって言おうとしたら、抱きしめられた。
「未來は、明日仕事?」
「休みだよ。」
「俺もだよ。」
嘘。
ヤッター。
じゃあ、今日はずっと一緒にいれる?
「じゃあさ.....」
「今日は、ずっと一緒な」
本当に嬉しいんだけど。
好きな人と一晩過ごすなんて初めてだし。
てか、男と一晩一緒ってのが初めてだから。
「なんか、緊張してきた。」
私は、呟くぐらいの小さな声でいった。
「俺だって。」
悠斗も私に聞こえるかぐらいの小さな声だった。
私と悠斗は、見つめ合って笑った。
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