「悠斗、ご飯食べた?」
「まだだけど?あいつらが、早く帰れって急かすから。」
真人さんは、もしかしてカイさん、リクさん、ソラさんに頼んだのね。
「私のせいだね。ごめんね。」
「逆に嬉しいからいいんだけどさ。」
よかった。
サプライズは、成功みたい。
「なんか作ろうか?」
「材料ないから、買いに行かなきゃないぞ?」
やっぱ、真人さんが言うとおりだった。
「てか、手料理食べて?下準備はしてあるから....」
「未來の手料理かぁ。」
悠斗は、つぶやくと嬉しそうだ。
「真人さんの家でね。下準備してたの。だから、もう少しで完成なの。」
「だから、こんな大荷物なんだ。」
気にしてたけど、ふれなかったんだ。
てか、もう暖めるだけで完成なんだよね。
ロールキャベツ。
カレーにしようかと思ったけど、なんか臭いで台無しにしたくなかった。
真人さんにも少し置いてきたんだよね。
最初に食べたから毒味になっちゃったけど。
絶賛されたしいいか。
あとは、オムライス。
けど、おにぎりみたいにしたんだよね。
時間が置いて冷めてもいいかなって思ったから。
てか、真人さんがロールキャベツだけじゃ足りないって言うから、急遽作ったし。
私は、テキパキと食べる準備をした。
悠斗の部屋のキッチンは、料理をするための鍋とか調味料はバッチシなのになって思った。
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