「ありがとうございました。また、来て下さいね」 そう言った後に、店員さんが俺の腕をひっぱり、小声で話しかけてきた 「手ぐらい握ってあげて下さいね!せっかくのデートなんですから」 「…はい。また来ます」 「何、買ったんですか?」 横から俺の紙袋を指差してくる 「自分の服だよ。いいのがあったから」 「また、着て見せて下さいね」