「考えてたんだろ?許すか、許さないか」
俺の右側を歩く娘さんに尋ねた
「うん。でも、2人が幸せならいいのかな…って。お父さん、いい人そうだし。」
「いい人だよ。多分、先生を泣かすことはないと思う。」
「なら大丈夫。安心して、お母さん任せられるから。…ところで何で途中で「帰ろう」って言ったの?」
俺たちは注文した料理が出てくる前に店から出た
「…2人の邪魔しちゃ悪いだろ。」
「…確かに。」
「…今から暇?」
「どうして?」
「飯、食ってないだろ?行こうよ。オヤジにも教えてない、いい場所があるんだ。」
「…。」