二時回ってた。急いで、会社に連絡した。ひろこがでた。
誤る一方だ。
「はるおちゃん来てる?」
「来てます」
「かわって」
「どうした」はるおちゃんが言った
「ちょっと、体調崩して寝ちゃった」
「なおちゃんは睡眠不足がいちばん悪いんだから」
「ええ」
「今日は休め」
「はい」
「競馬の研究はどうだ」
「うまくいってます」
「この間の競馬の百万は半分やるからな」
「え・・いいんですか」
「明日渡すから、じゃな」電話を切られてしまった。

明日は外来の日だった。薬を取りに行かなければならない。前もってはるおちゃんにいっておいたのだが、また、連絡するか。よしゃ五十万円か、なおとは大喜びだった。なおとは家に帰って寝てしまった。グウグウいびきをかいていた。そのいびきの音で目が覚めた。夜の、九時だった。なおとの携帯にはるおちゃんからメールが入っていた。・・・・
「明日五十万円渡すのにどこであう」・・・・・
「三時にガストで」・・・
とメールした。そして睡眠薬をのんで寝てしまった。外来は十一時の予約だった。はやめについたので。ジュースの販売機の前の椅子に座っていた。しゅんちゃんが来た。
「や~ぁなおちゃん久しぶり」
「や~ぁしゅんちゃんこんにちは」
「ジュースおごってくれない」
「いいよ」なおとは、財布を取り出し三百円わたした。
「ありがとう」しゅんちゃんは隣に座り
「俺のもかってきてくれる、コーラがいいや」
「退院してからどれ位たつ?」
「一月だな」
「じゃぁまだまだだね」
「そうだな、まだ世間にはなれてないや」