はるおちゃんが言い出した。女子更衣室の、
とび箱に隠れて入らないか。ちょうど水泳の時間だった。
「よしのった」
なおとは言った。スペース的に二人しか入れない。言いだしっぺのはるおちゃんはいくくちにして、じゅんちゃんも、かちゃちゃんも、乗る気だった。じゃんけんで決めよう。なおとは負けてしまった。うまく行けばまたあるさ。時間が来た速攻ではるうおちゃんとじゅんちゃんが掛だした。どうやらうまくもぐりこめたらしい。ぶじ着替えも終えて授業に入った。慎重にはるおちゃんとじゅんちゃんがでてきた。
「どうだった」
 かっちゃんがきいた
「まるで天国だ」
 じゅんちゃんも同じような事を言ってた。
「ああちきしょう」
かっちゃんがいった。 
「今度からは、俺はやめておくよ」
なおとがいった
「なおちゃんにはのりちゃんがいるからな」はるおちゃんがいった。みんなもうなずいた、

夏も過ぎなおとは、物理がわからなくてしょうがなかった。どうも先生も好きになれない。期末テストが始まった。物理は勉強しなかった。案の定0点だった。物理の時間が来た。テストの復習だった。説明されてもさっぱりわらなかった。でも、答えは覚えていた。追試が来た物理だ、答案用紙は割れた。見ると前のテストと同じだ。やったと思った。案の定百点満点、先生は情があるのか、通信簿は三にしいてくれた。