なおとは好奇心でついにあがってしまった。きれいな部屋でマイルドセヴンが、置いてあったった。わかりゃしないだろうと、一本吸ってみた。美味しかった。なおとはふだんショートホープをすうのだが、いい香りがして、心地よかった。そんな事を二~三度くりかえしていると、借家の、若い嫁さんが帰ってきた。そのときちょうど、なおとは二階にいて、嫁さんがトントン階段を上がってきた。
ヤバ・・・と思ってたら。
「こんちは」と軽く流してくれた。
 そして目の前へ座りミニスカートのタイツを脱ぎ始めた。
パンティーがチラチラ見えた。嫁さんが言った
「やる?」
「いやぁ・・」
さっさと逃げてきた
「びっくりしたぁ」
今でも心臓がドキドキしてる。俺には、のりちゃんがいるんだ。と戒めた。
 
のりちゃんが淑徳高等学校へ入ってきた。一年B組だった。三年生は一階、二年生は二階、一年生は三階、だった。のりちゃんは、ちょくちょく顔を出した。よく、弁当まで持ってくるようになった。なおとは1時間目が終わり、休み時間に自分の弁当を食べた。そして、昼食にはのりちゃんのお弁当を食べた。
「またきたか」なおとはいった、のりちゃんがきたのだ。
「今日一緒にかえらない」
「いいよ」
「じゃあとで」
のりちゃんは帰った。帰ったら母に紹介した。
「のりこといいます」
「よろしくね」
 母には。印象がよかった。なおとの部屋でお茶を飲んで、ギターも、弾いた。
音楽もかけた。サイモン&ガーファンクルだった。
「この曲いいね」のりちゃんが言った
「明日に掛ける橋だよ」
 なんとなく、時が流れていった。青春の真っ盛りだった。