優弥・・・

あたしにはあなたが必要だよ・・・優弥・・・優弥・・・


そんな絶望の中にいたあたしを救ってくれたのは、ある女の子だった。


その子は関西に住んでいる。その子とはあるサイトで出会った。

その子の名前は沙也、あたしより1つ上。

お姉ちゃんみたいでメ-ルのやり取りしかしていないのに、いつしか大切な人になっていた。

沙也とはたくさんメ-ルした。

あたしがいじめにあってると言ったら本気で心配してくれた。

沙也は沙也

優弥は優弥

分っている。だけどなんとなく沙也は優弥と被っていた。