私は、部屋に戻るとベッドに座った。すると、バックの中からバイブの音が聞こえてきた。
--ブーブーブー
「誰だろう?…」
バックから携帯を取り出し、開いた。表示画面には、“安陪意紅琉”と表示されていた。
「アベ…イ…イ…イベニ???」
名字は読めたけど、名前が読めなかった。珍しい名前だったから。
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名:安陪意紅琉
件:はじめまして
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どうも。
2年の安陪だけど。覚えて
るか?
なんか、無理矢理メアド
交換させられてたみたい
だけど大丈夫?
それなのに、メールして
ゴメンな。
ま、これから宜しく。
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安陪先輩かぁ…。もしかして、今日図書室にいた先輩かなっ?その中の誰だろう。わかんないよぉ。とりあえず、名前聞こうかなぁ…。
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To:安陪意紅琉
件:これから宜しくお願い
します
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こんばんわっ。
あの、失礼ですけど…
[意紅琉]ってなんて読む
名前なんですか?
ごめんなさい;;
私は、[癒衣里]って書い
て、[ユイリ]って読みます。
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