…―どうしても 恋が 怖くて……―。 「ま、頑張りなさいねっ!」 「ありがとう…ゴメンね、由美子」 「なぁーに謝ってんのよお」 「…ゴメン」 「私は、もう好きな人できたからぁっ」 「えっ!?誰々??」 「ひ・み・つぅーっっ」 「えぇ!!教えてよぉーー」 「ヤダー」 そう言って由美子と私は、楽しくはしゃいで帰っていった。もう近くに、初めての恋が待ってるとも知らずに。