誰からも答えのない問いかけを、暗い黒い空に向かって思う。 "虹はないみたい"、と笑ってた彼女は幸せの中に帰れたかな? あの笑顔と白いワンピースが頭をよぎっては打ち消す。 忘れよう、忘れなくちゃ。 あんな暖かい世界に付いて行ったり出来ない。 真っ黒な僕を抱いたりしたら、真っ白なワンピースが汚れてしまう。 そうしたら、あの子は悲しむから。笑顔でいて欲しい、幸せを壊したくない。