みゆは
幼い頃に両親に
捨てられ、叔父と叔母に引き取られたと………。




「何で……
その事……?」


「噂だよ。
ただの噂。
何?本当なの?」


「亜優……。」



「そっか。
本当なんだ。」





   パシッ



「ふざけるな。
お前が、みゆの悪口言う資格なんて無い……。」



顔に出来た
傷。


バラバラになった時計を
亜優に投げつけた。



「貴くん
みゆちゃんの事が好きなの?」


「それが?」




「じゃあ
私は、みゆちゃんを絶対に許さないんだから!!」





そのままになってた、俺と亜優。


何が原因で倒れたのか分からない亜優に
駆けつけるしか
出来なかったんだ。




みゆを守る為にも………。