次の日普通に学校に行った。
「りんりんーっ!おはよぉ」「沙耶‥。おはよ!あれっ、凉花は?」
「なんかねぇ、彼氏が出来たから二人で行くって。先越されたねぇ」
「嘘ー!後で説教だね。」
二人和気あいあいと高校へ向かった。
通り過ぎてく同級生を見るとだんだんと辛くなっていく。誰一人として、自分の余命を宣告された人はいない。死にたいと軽々しく言う人さえいる。私は、死にたくはないのに。


校門の前に吉川が居るのが見えた。
病院の時に仲良くなった。それが嬉しくて、吉川を考えると楽しくなれた。
「やーまーうーちー」
「吉川がりんりん呼んでる‥。やっぱりそうなんだ!」