「こら雪那!スカート短いぞ。あずみもだ」


担任、かつ、生活指導担当の先生、東山先生が怒鳴った。
だって雪那ったらパンツが見えそうなほどまくってるんだもん。
あたしはそこまで短くないけど、3回は折っていた。


「うっせーよっ!逃げるよあずみぃっ」


「あっ待ってよ雪那っ」


あたしたち三人はおもいっきり走った。
階段をかけあがり、教室に入ると息切れが激しく、汗もかいていた。


まもなく終業式が始まる。
あたしと雪那と良之助は笑った。