私の舌を解放したかと思えば、口内で暴れ始める。


頭に回っていた手はもうなかったけど、押し付けられてるから、顔すら背けられない。




―……っ…!


クラクラする。





もう、自分の力じゃ立っていられないのに、手が頭上で束ねられているから、崩れることはできない。



「ンふ…っ」