「俺、ちょっとコイツ説得するから」


そう他の役員に言って、私の腕を掴んだまま、生徒会室を出る。



―嫌な予感…。



「離して…っ」

そう言ったが、やはり無視された。



そして、近くの空き教室に放り込まれ、壁に押し付けられる。


「いった…っ!」



声をあげたが、無駄だということは分かっていた。