A…、B…、C…、私の名前はない…。

D…。


あった。


私の名前の上に麻希の名前がある。


麻希と一緒だ…。


良かったぁ…。


麻希もそれを見つけたらしく、にっこりと微笑みかけてくる。

「よろしくね♪姫璃」

「私こそ☆よろしく、麻希」


男子の名前の方は見ない。


だって、名前すら見たくない。