入学式が終わると、一年生は体育館に残された。
クラス発表の為だ。
「ひ~め♪」
ボーっとしていると、後ろから誰かが抱きついてくる。
わざわざ振り返らなくても分かる。
私は呆れた声を出す。
「……麻希」
麻希を引き剥がして、振り返る。
「あははっ。
挨拶、見てたよ~。やっぱ騒がれてたねぇ。姫璃、美人で可愛いもんね」
「…そりや、どうも」
どこか引っかかる笑みを浮かべる、麻希の言葉を軽く流して、クラス表を配っている教師の所に行く。
「姫璃~!!どう!?」
麻希の分も貰って戻ってきた私の手元を、麻希が覗く。
「自分で見なよ」
麻希の分を軽く叩きつけるようにして渡すと、私はもう一度手元のクラス表を見た。
クラスは6クラス。AからFまで。
どうか、アイツと同じクラスでありませんように…。
クラス発表の為だ。
「ひ~め♪」
ボーっとしていると、後ろから誰かが抱きついてくる。
わざわざ振り返らなくても分かる。
私は呆れた声を出す。
「……麻希」
麻希を引き剥がして、振り返る。
「あははっ。
挨拶、見てたよ~。やっぱ騒がれてたねぇ。姫璃、美人で可愛いもんね」
「…そりや、どうも」
どこか引っかかる笑みを浮かべる、麻希の言葉を軽く流して、クラス表を配っている教師の所に行く。
「姫璃~!!どう!?」
麻希の分も貰って戻ってきた私の手元を、麻希が覗く。
「自分で見なよ」
麻希の分を軽く叩きつけるようにして渡すと、私はもう一度手元のクラス表を見た。
クラスは6クラス。AからFまで。
どうか、アイツと同じクラスでありませんように…。