うわ、何か悪魔の微笑み?


「―あんたもかなり綺麗だな」

微笑みを浮かべたまま言う。

――…は?

私が、綺麗?
有り得ない!


姫璃はそう思っているものの、客観的に見れば男子の方が正しい。



腰まである、黒に強い銀がかかった長い髪はストレートで、艶やかで、サラサラ。
肌も、新しい雪のように、純白で、しみやニキビ一つない。
瞳は髪と同じ銀が強めにかかった黒で、大きく、パッチリとしているし、きらきらと光を帯びている。
スタイルもかなり良く、まさに超超超美少女。


「―――っ!?」


我に返ると、男子の顔がさらに近づいていた。