すると…少し触れた遊樹の手が確実に私の手をとらえた。
そして…グイッと私は遊樹の方へ引き寄せられた。
―――……ドキドキ…―――………‥
胸の鼓動が、どんどん早くなる。
遊樹の顔がどんどん近づく。
私は目をそっと閉じた。
そして…遊樹の唇が私の唇に重なった。
「……ぅ…んッッ。ぁ…ッッ…」
甘い吐息が…
二人を包み込む。
…んっ?
遊樹のてっ…手が…
私の胸を触ってる!!?
――バチンッッ‥
と大きな音が…
静かで二人の甘い吐息だけが漂う部屋に響き渡った。
「…イッッテェ」
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