「ねぇ遊樹…」 「なに?」 「なんで私たち毎回一緒にいるの?」 「そりゃ付き合ってるからだろ?へんな文芽」 ―――――‥ですよね だから付き合ってないんだってば!!! って言葉が今にも私の口から飛び出しそうになっていた。 そう…だって私は遊樹を男として意識した事ないし! むしろ弟って感じ! 「文芽そろそろ出よう」 そう言いながら、遊樹が立ち上がった。 それを見た私も立ち上がる。