そんな事を考えていると親友の梓《アズサ》から着信があった。
「えっ?合コンあるの?」
『そっ、合コン!文芽行く?ちょうど一人足りないんだ』
「行く!絶対行く!」
これは神様がくれたチャンス!
このチャンスを逃してたまるかぁ~。
私は梓の誘いを受けて合コンに繰り出すことに決めた。
「明日は…なにを着ていこうかな」
いよいよ合コンの明日に控えた私は浮かれ気分で洋服を選んでいた。
やっぱりワンピかな?
でも…こっちもいいなぁ!
すると…携帯が鳴り響いた。
パカッと開くと遊樹からの着信だった。
ダメ…ここで出たら遊樹の思うつぼだ。
私はポイッと携帯をベッドの上に投げ、また洋服を選び始めた。