―――…

「あ、星きれいだよ」
「ホントだあ」
「ハワイでも星がきれいなのは一緒ね」


ただいまの時刻…
21時40分!

クルーザーで離島に
移動中。

美琴と紅葉と3人でデッキに出てます!


「やっぱデッキは気持ちいいー」
「風が心地いいよね」
「そういえば、もうすぐ荒れる海域に入るから部屋に戻れッて言ってたね」
「ちょっと待って。
あれ、なんだろう」


デッキの端の方に小さなダンボールがある。

近づくと…

「にゃあ」
「「かわいいー」」

そこには一匹の子猫がいた。

「この子めちゃくちゃかわいいじゃん!」
「でも何でこんなところに…?」
「これヨーロッパの猫だよね。
てことは、この船がヨーロッパに行った時に紛れ込んじゃった、
とか?」

なるほど…
さすが美琴…