「お嬢様の…言うとおりです…」
「なら、何で黙ってたの?レンには教えたのに?」

「きっとお嬢様は…レン様と一緒にいることが一番幸せなんです。
だから、私は…最初は、レン様と一緒にお嬢様を探し…助けるのはレン様にまかせようと思いました。しかし…」

そこまで話すと、ピエールは本当に辛そうな顔をした。

「もし、お嬢様があの時のように傷つけられたりしたら…
そう思うと、私の頭の中は…既に1つのことしか考えていませんでした。

"お嬢様をお守りする"
と…」