その日の帰り先輩の居る部室に行った。
『ガチャ。』先輩が振り向いた。

『あっあの…少しいいですか?』愛美は照れていった。
『うん。いーよ』
笑顔で先輩が言った。
こんな笑顔で言われると伝えづらいじゃん。

『あの私…前から先輩が好きでした。』
思いきって言った。

愛美の心にしまっていた気持ちを先輩に伝えた。先輩は困っていた…。

ーあぁ駄目だ…。ー
泣く…。先輩は愛美とは遠い存在だ。
だめなんだ。

『帰ります…。』涙ぐんで言った。

『ごめんな…。お前の気持ちに答えてやれなくて。俺って情けねえな本当』先輩は頭を抱え込みながら言った。

ー先輩そんな事いってくれて…嬉しいよ嬉しいから…もうやめて。ー
愛美の心は前より落ち着いた。