朝…。
階段で丁度先輩に会った。
『おはよ↑↑愛美さあ昨日自転車置き場で待ってるって言ってたのに待ってなかっただろー。』

『……………』

愛美は涙目で走って階段を上った…。
『どうしたんだよ。愛美…なんかあったのか?』愛美の腕を掴んで言った。
『昨日違う子と居ましたよね?だから帰りました…。なんで違う子と居たんですか?』
『あっ…あいつ元カノなんだ。昨日偶然会って。』
『元カノ?愛美と付き合ったなら愛美だけ見てよ…。酷いよ。ずっと待ってたのに。』
『ごめんな…。でも別れから何もないから。愛美は俺から離れるなよ?』『うん…。わかった』
愛美の心は温まった。

愛美は気が付いた…。
好きなひとと居る事はすごくすごく良い事だって事。幸せに感じる事。大事だっておもってくれてる事。言葉では言い表せないくらい大切な事が。