放課後、帰宅の準備をしていると女子に声をかけられた。
「ぁ、あの…よかったら…アド交換しませんか」
「ぃーケド名前は??初日だから名前知らんわ-ごめんな」
「美砂です!!…鈴木美砂!!」
「(鈴木美砂?ふーん、真面目そうだな)美砂か!ょろしくな-」
美砂は黒髪で大きな瞳が特徴的だ。片手には某有名私立大学のパンフレットを持っていて、大樹とは真逆な感じがする…。
「ぁりがとぅございます★」
「おぅ!じゃーなー」
そう言いながら大樹は教室を出て昇降口に向かった。
「オィテメェー」
昇降口でバットを持った奴に声をかけられた。
見かけは…弱そう…
一昔流行ったリーゼントだ…
大樹はシカトして扉に向かった。
後ろからなにかで殴られる…
バットだ…
リーゼント男は言い放った
「テメェーシカトしてんじゃネッペ。ふざげんなあ」
この地区特有の方言だ…
大樹はぃぃかえす
「ふざけんな!文句でもあんのか!?んあ?!」
「大有りだべや。この学校のしきたりを知らんとかあ。帰宅時は通行料をはらわなきゃコンクリ埋めで○○湾に沈めっぞごらあ」