あたしの名前は内木絢(ウチキ アヤ)。
 中1の普通の女の子です。

 あたしにはもちろん好きな人はいる。
 でも、その人が考えてることがさっぱりわかんない。
 あたしの好きな人は、

 高原俊(タカハラ シュン)。
 彼も同じく中1。 サッカー大好きな人。
 背は…小さいほうだ。でも、あたしはそんなことどーでもよかった。
 優しくて、ちょっとSっぽいところがいい!!

 あたしが俊を好きになったのは、中学はいってから
 その前までは、他に好きな人がいた。

 でも、その恋はあっけなく終わった。



 「おはよ~♪」
 声をかけてきたのは、親友の真弥(マヤ)だ。
 小学校からずーっと一緒の真弥。明るくてかわいくて昔から男子から
 人気がある。

 「綾、真弥おはよー!!」
 あたしと真弥の所に来たのは、恵美(メグミ)。
 恵美とも小学校が一緒。でもそんなに話したことはなかった
 でも、中学入ってから仲良くなり
 今ではなんでも話せる友達だ

 2人と話していると、教室についた
 教室に入るとそんなに人はいない
 いつものことかぁ…そんなことを思っていると
 
 「おはよぉーございます」
 後ろから声がして振り向いてみると
 そこには、俊がいた。
 
 俊は先生に向かって挨拶した後
 友達と一緒に図書館へ行ってしまった。

 あたしはカバンを置いたあと、真弥と恵美のところへ行った。
 「ねーねー昨日のテレビ見た?」
 「見たよぉ!! ●●クンまぢかっこよかった」

 いつもあたし達はこんな話しで盛り上がっている。
 こんなくだらないことでも、あたし達にとってはくだらなくないのだ
 テレビの話をしていたらもう15分たち、
 朝の学活の時間に…

 席に戻ると、隣の席に俊が座っている。
 理由は、あたしと俊の席は隣なのだ
 だから、いっぱい話すことできてあたしはとても嬉しい♪