あの巨大な牙竜の動きを封じるほどの麻痺薬だって…?

ドーラの科学力もさる事ながら、頭でっかちだと思っていたアイスラの学問にも驚愕せざるを得ない。

「ちっ…」

軽く舌打ちする。

癪に障るけど…アイスラの学問とやらも、少しは認めてやらなきゃな。

俺は剣を構えて突進!

「牙竜、その首…もらったぁっ!!」

跳躍と共に剣を一閃!

牙竜の野太い首を、一刀のもとに斬り伏せた!