□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


メアリーは重傷で、全治2ヶ月だった。



家族は泣きながらただメアリーの手を握っていた。

十日後、メアリーは目を覚ました。

起きあがろうにも前進が痛んで起きあがれない。

目を開き、声を出すので精一杯だった。

「ここは…?」

周りには真っ白な壁、天井、そして鼻をつく薬品の臭い。


片方の目には眼帯が付けられており、左目の視界は封鎖されていた。


「…メアリー!」

母親はメアリーに抱きついた。

「あ…今日何日?」

寝たまま訊ねると母はカレンダーがあると思われる方向を向いた。

「1月4日よ」

そこで初めて事故から日が経っていることを知る。

今までで一番ひどい事故に、メアリー本人もただただ驚いていた。