「かっけるーっ!!」










アイツの声が
教室に響き渡る。







「お、梓ちゃん来たじゃん。」





相変わらずの
優人はほっといて

俺は、廊下で
ピョンピョン跳ねてる
梓のとこへ行く。








「お前なぁ、うるさい。」




「だってぇー」




強め口調で言ったのに、
梓はふへへ〜なんて言って
笑いながら

わざと首元を強調させる。




そこには、小さな
ハートの形をした
シルバーのネックレス。