そういえば今日は面会者がいるらしい


僕に面会なんて3年ぶりだ

そんなことを考えながら新しくきた本を並べた


「44番!面会の時間だ、急いで面会室まで来い」


僕は頭をかきながら早足で面会室に向かった

「入れ」

看守はいつもの低声で言った