「それでも、構わんよ。昨日の味方が、今日の敵では、安心して寝られんからなぁ?」


闘華の返答に、ランスは安堵の溜め息をつくと、姿勢を正す。


「ランスさん、実際はどうするつもりだい……?ガキの睨み合いじゃねぇんだ。動かないと、話しにならんゼ?」


ブレイドは腕を組み椅子に腰掛けると、仏頂面でランスに声を掛けた。


「陸地に戻ったら、陸軍を連れて別行動をとる。後は、交渉次第だナ?」


ランスは纏めていた考えを、簡単に説明する。

丸め込まれる前に行動を別にし、条件を整えるつもりだった。