「それでも、構わんよ。昨日の味方が、今日の敵では、安心して寝られんからなぁ?」
闘華の返答に、ランスは安堵の溜め息をつくと、姿勢を正す。
「ランスさん、実際はどうするつもりだい……?ガキの睨み合いじゃねぇんだ。動かないと、話しにならんゼ?」
ブレイドは腕を組み椅子に腰掛けると、仏頂面でランスに声を掛けた。
「陸地に戻ったら、陸軍を連れて別行動をとる。後は、交渉次第だナ?」
ランスは纏めていた考えを、簡単に説明する。
丸め込まれる前に行動を別にし、条件を整えるつもりだった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…