「海賊……、ですか?」
闘華はブレイドの言葉に納得出来ず、さらに問い質す。
「皆殺しのジェノスって言う、くそイカレた海賊の事だ。しかしながら、俺はその姿を確認してないんだが……」
答えながらブレイドは、謎めいた台詞を呟く。
「……?」
「……どうも、裏がありそうだ。俺達に隠れて、ナニを、画策してるんだか……」
明かされない真実に闘華は疑問符を浮かべるしかなく、ブレイドは不機嫌気味に口を開く。
「ランスさんが話しに行ってるが、雲行きが怪しくなってきたゼ?」
ブレイドは予言するように呟くと、天井を見上げるのであった。