「トウベェ。そろそろ、行くよっ……!!」 闘兵衛とルソウの会話に割り込むようにジェノスは、声を掛けながら2人に近寄って行く。 「船長……、仕事は終わったな?鬼鴉の居所に、連れてって貰うゼ?」 振り向きざま、闘兵衛は睨み付けながらジェノスに問い掛ける。 「あぁ。滞り無くオニ共の巣窟まで、運んでやるヨ……」 ジェノスは冷笑を浮かべると、白髪を掻き上げながら返答した。