「イイエ……。決着をつけてもらったのには、変わりませんから……」


微笑みを浮かべながら、ルソウは感謝の気持ちを声にする。

闘兵衛の実力をまざまざと見せつけられた結論、でもあった。



「……俺は気に入らねぇから、ヤっただけだ」


ボソリと呟き、闘兵衛は心情を述べ始める。


「他人の力を、自分の力だと勘違いし過信してる奴が、ムカつくダケだ」


ぶっきらぼうに闘兵衛は答えると、空を見上げるのだった。