「一対一、だ……」


全員が武器に手を掛け、出方を探り合う中、サブマージが突然に声を発する。


「俺とお前らの代表で、ヤり合おうじゃないか?敗者は教団からの追放。……それで、遺恨は残るまい?」


サブマージの提案は、明らかにジェノスを狙ったモノであった。

トゥルウ達の数の利を、無効にするモノである。



「しかし、教団に無関係な人間を引っ張り出すとは、……たいした信仰心だナァ?」


「……っ!?」


教主の挑発の言葉に対して、激昂したルソウが、感情をあらわす。

しかし、ソレは銃佐ェ門によって止められた。