「大司教は、山の奥地の大聖堂にいますが……。貴女方は、何者です?」 ルソウは答えながらも、ジェノスらの情報収集振りに、疑問を抱く。 「盗っ人さ……。アンタらのお宝を、いただきに来たんだよ」 冷笑を浮かべ、ジェノスはルソウの眼を見据え、答えた。 「……」 険悪な空気が、その場に流れる。 「……悪いなぁ?俺達はアンタらの救世主じゃ、ねぇんだ」 銃佐ェ門は、素っ気無く呟いていた。