「傭兵ってのは?」


ルソウの説明に、先ほどの不気味な連中は禁らを狙っていると感じとった銃佐ェ門は、当面の敵になりそうな存在について尋ねる。


打算的といえば打算的ではあるが、目先の情報もわからず行動するのは、マヌケといえよう。


銃佐ェ門は敵戦力の検分の為、現状を確認する。



「大司教が私兵で雇った人物ですが……、剣闘士サブマージと名乗っていました」


搾り、思い出すようにして、ルソウは答えるのだった。