「?」


闘華はその意味がわからずに首を傾げたのだが、さらに鬼人は、説明を続ける。



「陸軍、第1第2軍団と海軍をもって、蛮族共の殲滅にあたれ!!」


「……援軍は?」


鬼人の命令に、ランスは確かめるように口を開いた。



「……実際には、海軍は機能していない。よって親衛隊より兵を二百程、援軍として出す」


飄々と、まるで数字を振り分けるように、鬼人は返答する。


「本来なら黒鬼が隊長として指揮を執るのだが、今は、復帰出来そうもない……。今回は隊長代理として、闘華副隊長に、出陣を命ずる」



「「っ!?」」



鬼人の下した命令に対して、ランスとブレイドが驚いた。